生理痛に悩む女性必見!よろずや接骨院宮前平院が解説
2024/03/17
現在、女性の社会進出が進んでいます。しかしながら、働く女性が増加している一方で、女性特有の病態が社会的な問題となることがあります。実態調査によると16歳から50歳未満の女性1,906人のうち、
・月経痛がかなりひどい人 2.8%(服薬しても会社を休む)
・ひどい人 25.8%(服薬すれば仕事ができる)
で、4分の1以上の女性が強い月経痛を訴えていると報告されています。近年、月経関連疾患に関する研究が多く行われてきていますが、リハビリ領域での月経痛への研究はまだまだ少ないです。しかし、女性特有のお悩みとして相談されることも少なくありません。また、月経痛以外の整形外科疾患への治療の際に、考慮すべき病態としても扱われます。そこで今回は、生理痛に関して少し解説します。
※PMSなど症状が重く、動くことすら困難な場合などは、まず専門医へ受診してください。
目次
生理痛が起こる理由
性成熟期の女性は、妊娠時あるいは授乳期を除くと、通常28〜30日前後の周期で子宮からの出血を繰り返します。妊娠に備えて成熟した子宮内膜が剥がれ落ちたものが体外へ排出される現象で、剥がれ落ちた子宮内膜は子宮が収縮を繰り返すことで、体外へ押し出されます。これは子宮内膜が、性ステロイドホルモンに反応して変化した結果であり、医療用語で月経といわれます。そして生理痛は、この子宮収縮によって引きこされる下腹部痛や腰痛を指します。
生理痛に悩む女性必見!接骨院での治療法
生理痛には、腰痛や下腹部痛、吐き気や頭痛などの症状が伴い、生活に支障をきたすこともあります。子宮の収縮は「プロスタグランジン」という物質の作用によって起こります。排卵がおこり、体が受精の準備を始めると、子宮の内膜から「プロスタグランジン」がつくられます。「プロスタグランジン」には、子宮の内膜がはがれ落ちるときに子宮を収縮させ、血液(経血)を押し出すはたらきがあります。しかし、過剰につくられることで子宮が激しく収縮し、生理痛がひどくなってしまいます。また、プロスタグランジンは子宮だけでなく、全身のさまざまな部位の筋肉を、収縮させる働きがあります。その影響により、
・筋肉が過剰に収縮することによる腰痛や下腹部の痛み
・頭の血管の筋肉が収縮することによる頭痛やめまい
・胃や腸の筋肉が収縮することによる吐き気や下痢
などの症状を引き起こすことがあります。そこで、接骨院に通院することで、生理痛の緩和が期待できます。接骨院では、筋肉や骨格の状態を診察し、施術を行うことで、血液やリンパ液の流れを改善し、体調を整えます。また、運動やストレッチ、自宅でのセルフケアのアドバイスも受けられます。生理痛の原因は様々ですが、接骨院で適切な治療を受けることで、体の調子を整え、生理痛の軽減につながります。生理痛に悩まされている方は、ぜひ接骨院での治療を検討してみてはいかがでしょうか。
生理痛の増悪に関与する要因
・冷えや運動不足:単純ですが、このような状態では血行が悪いです。子宮(子宮周囲)には多くの血液が巡りますが、体の冷えや運動不足によって、血行が悪くなると子宮の筋肉も硬く凝り固まった状態になります。硬く凝り方まった状態になってしまった子宮は、上手く子宮内膜を排出することができなくなります。さらに、血液循環が滞ることで子宮周囲もうっ血しやすくなります。その結果、先ほども挙げた「プロスタグランジン」の分泌量が過剰に増えてしまい、さらに強い子宮の筋収縮が生じて、生理痛が悪化してしまうという悪循環になります。
・過剰なストレス:脳にはホルモン分泌の中枢となる部位があります。ストレスによって自律神経が乱れると女性ホルモンの分泌も乱れ、月経不順を引き起こします。生活リズムが一定せず、昼と夜が逆転した生活が続くことも、自律神経が乱れ女性ホルモンの分泌を妨げる要因になります。例えばですが、友達とオールで遊んだ、などでの一時的な生活の変化は問題ありませんが、繰り返すことで大きなトラブルを引き起こす原因になり得ます。思い当たる場合は、規則的な生活リズムを取り戻すことが必要です。
・骨盤底筋の機能低下:胃腸や膀胱などの腹腔臓器を下から支える役目をしている骨盤底筋は、出産や加齢に伴い、機能が低下しやすくなります。簡単に言うと、弱くなるということです。骨盤底筋の機能が低下すると臓器を支えることが難しくなり、下垂しやすくなるため、子宮が上から押しつぶされてしまう可能性があります。その場合、結果として子宮周囲の血流が滞り、強い生理痛を起こしやすくなってしまいます。
症状改善に効果的なもの
まず、私生活で改善できる身近なものとして食生活への配慮が考えられます。カフェインなどは、血管の収縮作用がありますので、症状が強い場合は避けた方がいいかもしれません。次に運動です。生理中は体調不良になりやすいため、できれば静かに過ごしたいと思う気持ちはわかります。特に、生理痛が辛い人は運動する気にはならないです。もちろん、安静にして過ごすことも、何も問題はありません。ですが、生理中の適度な運動には血流改善やストレス解消の効果が期待できます。前述した、冷えや運動不足・ストレス・筋機能の低下以外にも、普段から無理なダイエットなどは控えるようにしてください。健康面でもそうですが、女性ホルモンの分泌に影響を及ぼす可能性があります。
よろずや接骨院宮前平院では、患者さまのカウンセリングに力を入れ、検査から治療まで丁寧な対応で安心感のある治療を提供しています。接骨院には、急な痛みや損傷など体の不調を抱えた患者さまが多数来院されますが、些細な不安や心配事がある場合もあります。そんな方に向け、私たちは積極的に話を聞き、理解を深め、適切なアドバイスを提供いたします。また、今後の生活や運動についてのアドバイスも行い、患者さまの健康をサポートすることを大切に考えています。よろずや接骨院宮前平院では、患者さまとの信頼関係を築くことで、適切かつ円滑な治療を行い、その後の社会復帰に向けたサポートを提供しています。私たちはこれからも、患者さまの健康を第一に考え、より良い医療提供を目指していきます。
予防策を含めた、長期的な治療プランで根本改善を目指す
よろずや接骨院宮前平院では、患者様の根本改善を目指すために、予防策を含めた長期的な治療プランを提供いたしております。 症状の改善にとどまらず、再発を防止するためには、治療後のケアや予防策が欠かせません。よろずや接骨院宮前では、患者様に合わせた運動療法やストレッチ指導など、自宅でできるケア方法を提案しております。また、生活習慣の見直しや、体の使い方の改善もアドバイスしております。 さらに、治療に限らず、予防策にも力を入れております。定期的なメンテナンスや、運動不足や姿勢の悪化による身体の歪みを把握し、早期の対処を行うことで、痛みや不快な症状の発生を防ぎます。 患者様と一緒になって根本改善を目指すために、よろずや接骨院では、治療プランだけでなく、予防策も含めたトータルケアを提供いたしております。ご自身の健康維持に、是非一度お越しください。